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【初心者必見】最強の分散投資「ドルコスト平均法」を徹底解説(3つのメリット)

コインで満たされた瓶から芽吹く緑の植物で財政的な成長の概念を表現した画像。自然光に照らされた投資と繁栄の象徴。

はじめに

みなさん、本記事をお読みの時点で、当然お金、投資に興味はありますよね!

でも、実際には興味はあっても、株式市場の動きについていけない、どの銘柄を選べばいいかわからない、だから動けずお地蔵さんになってる…といった悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?

そんなあなたにおすすめなのが、この記事でご紹介するドルコスト平均法という投資方法です。

ドルコスト平均法とは、定期的に同じ資産に対し、一定額投資する方法です。

例えば、毎月1万円で世界株式に連動した投資信託を買うことは、ドルコスト平均法の考え方を取り入れた投資の方法です。

ドルコスト平均法の3つのメリット

ドルコスト平均法には、3つのメリットがあります。

  1. 市場のタイミングを気にしなくてもいい
  2. 感情に左右されない冷静な投資ができる
  3. 長期的に安定したリターンが期待できる

それでは、これらのメリットがどのように生まれるのか、詳しく見ていきましょう。

1.市場のタイミングを気にしなくてもいい

株式投資の難しい点は、いつ買っていつ売るかを決めることです。

市場の動きを予測するのはほとんど不可能なので、タイミングを間違えると大きな損失を出すこともあります😭

しかし、ドルコスト平均法なら、市場のタイミングを気にする必要がありません。

なぜなら、定期的に同じ金額で買い続ける(例:毎月5万円買う)ので、株価が高いときは少ない株数を、安いときは多い株数を買うことになるからです。これにより、平均的な買値を下げることができます。

ドルコスト平均法は「一定額購入」と言い換えることもできます。
ここで一度、整理しましょう✍️

購入方法メリット説明

ドルコスト平均法
(一定額購入)
例:毎月「5万円」購入
平均購入単価を抑えられる価格が高いときは少なく買い、価格が安いときは多く買うことで、平均購入単価を安くすることができる
一定口数購入
例:毎月「500株」購入
高値で売りやすい価格が高いときは多く売り、価格が安いときは少なく売ることで、平均的な売り値を高くすることができる


ドルコスト平均法(一定額購入)は、購入時の価格変動による影響を受けにくく、長期的に資産を増やすために有効です。
一定口数購入は、売却時の価格変動による影響を受けにくく、短期的に利益を確定するために有効です。

このように、ドルコスト平均法は、投資初心者でも市場の上下に左右されずに、安く買うことができる簡単で非常に有効な投資方法です。

2.感情に左右されない冷静な投資ができる

投資には感情が大敵です。株価が上がっているときは、買いたい気持ちになりますし、下がっているときは、売りたい気持ちになります。

しかし、これは逆効果です。なぜなら、株価は反転することがよくあるからです。

誰でも「やってしまった経験」があると思いますが、高値で買い、安値で売るのは投資の鉄則に反します🙅

しかし、ドルコスト平均法なら、感情に左右されない冷静な投資ができます。

なぜなら、あらかじめ決めた期間や金額で、自動的に買い続けるので、株価の変動に動じないからです。これにより、感情的なミスを防ぐことができます。

3.長期的に安定したリターンが期待できる

ドルコスト平均法には、長期的に安定したリターンが期待できるというメリットもあります。なぜなら、ドルコスト平均法は、分散投資の一種だからです。

分散投資とは、一つの資産に集中せずに、複数の資産に分散して投資することです。これにより、リスクを分散し、安定したリターンを得ることができます。

ドルコスト平均法では、時間的に分散して投資することで、市場の変動リスクを減らすことができます。さらに、ドルコスト平均法で買う資産が、株式や債券などの複数の資産に分散されていれば、リスクを減らす効果が高まります。

例えば、以下のグラフを見てみましょう。これは、日本の株式市場(日経平均株価)と米国の株式市場(ダウ平均)の30年間推移を示したものです。日本の株式市場は横ばいの一方で、米国の株式市場は、ほぼ右肩上がりに上昇し続けました。

日経平均NYダウの30年間株価比較

※引用元:auカブコム証券

このように、株式市場は国や地域によって大きく違うことがあります。もし、日本の株式市場だけに投資していたら、10年間でほとんどリターンがありませんでした。しかし、米国の株式市場にも投資できていたら、大きなリターンがありました。

このように、ドルコスト平均法では、複数のエリア、資産に分散して投資することで、長期的に安定したリターンが期待できます。

まとめ

ここまで、ドルコスト平均法の3つのメリットについて解説してきました。

1.市場のタイミングを気にしなくてもいい
2.感情に左右されない冷静な投資ができる
3.長期的に安定したリターンが期待できる

最後に、ドルコスト平均法を最大限に活かすために合わせて意識しておくといいポイントもご紹介しておきます。

  • 目標を明確にする
    ドルコスト平均法は、長期的な投資法です。
    よって、あなたどのくらいの期間、どのくらいの金額、どのような資産に投資するかを、あらかじめ決めておくことが大切です。
    目標を明確にすることで、投資計画を立てやすくなります。

  • 継続する
    ドルコスト平均法の効果は、継続することで発揮されます。
    そのためには、一定の期間や金額で、定期的に同じ資産に投資することを続けることです。
    継続することで、市場の変動に対応できます。

  • 手数料を抑える
    ドルコスト平均法では、頻繁に購入するため、手数料が高いと、投資効率が低下します。
    手数料を抑えるためには、手数料の安いネット証券会社や投資信託を選ぶことも重要です。
    また、一回あたりの購入金額を上げることも有効です。

  • 資産のバランスを見直す
    ドルコスト平均法では、同じ資産に投資し続けますが、それだけで十分とは言えません。
    市場の状況やあなたの目標に応じて、定期的に資産のバランスを見直すことが必要です。
    例えば、株式の割合が高くなりすぎたら、債券や現金に一部売却して移すことで、リスクを調整することができます。

以上です。
あなたの投資に「ドルコスト平均法」をうまく取り入れ、資産形成に繋げていきましょう!

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