
本サイトで多く読まれている田中渓さんシリーズの記事。
第1弾は渓さんの愛用品・生活習慣を、
第2弾では美容・健康・食事・手土産を紹介しました。
第3弾はこれまで色々な場面で触れられてきた「本」を過去に遡ってまとめました。
渓さんが各媒体(紙、WEB、ラジオ等)で読んだこと&肯定的に言及していることが確認できた作品を紹介します。
そこに並んでいたのは、いわゆる投資本ばかりではありません。
文章術、社会心理学、仕事論、世界経済、健康、小説、エッセイ、漫画まで幅広いラインナップです。
一見するとバラバラに見えるジャンルですが、俯瞰して見ると「渓さんらしさ」が見えてきました。
- 本は、読んで満足するのではなく行動に変える
- 意志力より、自然に動ける仕組みを作る
- 目先の情報より、長期的な構造、枠組みを考える
- 数字だけでなく、人間心理と物語を理解する
- 1分野1冊ではなく、複数の本(著者)を読み共通項を見出す
- 迷いがあっても、目の前のやるべきことを直視し、逃げない
- 小説やエッセイで感情を整える
「田中渓さんのおすすめ本を知りたい」という方はもちろん、「仕事、投資、習慣、人生を改善につながる本を探している」方にも役立つように記事にまとめました。
※渓さんの紹介が確認できた本は随時更新予定。渓さんファンはブックマーク推奨。
この記事でわかること
- 田中渓さんが実際に紹介・推薦した本36作品(マンガ含む)
- 渓さんがそれぞれの本をどう評価したのか
- 特に田中渓さんの思考を理解しやすい重要書籍
- 本からインプットする時間を増やす方法
- 仕事・投資・人生など、目的別に最初に読む本
- 読んで終わらせず、行動につなげる方法
先に結論|最初の1冊は悩み別に選べばいい
自分の現状や考えていること、悩みに近い1冊から選ぶのがおすすめです。
- 仕事の質を上げたい
→『取材・執筆・推敲』 - 考える力を鍛えたい
→『考える技術』 - 人が動く心理を知りたい
→『影響力の武器』 - 投資を基礎から学びたい
→『エミン流「会社四季報」最強の読み方』 - 仕事がつらい時期を乗り越えたい
→『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 - お金と人生のバランスを考えたい
→『シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント』 - 疲れていて難しい本を読めない
→『これはいつかのあなたとわたし』
どれがいいか迷ったら、渓さんが「習慣化の原点」と紹介した『たった一人の熱狂』から読んでいくのをおすすめします。
1.田中渓さんとは
田中渓さんは1982年生まれ、神奈川県横浜市出身。
上智大学理工学部物理学科を卒業後、2007年にゴールドマン・サックス証券へ入社。2024年に退社。
その後は投資会社で不動産投資を担当しながら、ラジオ、執筆、講演、アスリート活動など幅広く活躍中。
渓さんの読書観を理解するうえで、過去のインタビュー記事(Honda Lab.)で興味深い発言がありました。
「特定の一冊やメソッドに出会って人生が変わったわけではなく、読んだもの、見たものから良い部分を少しずつ取り入れ、自分の中で「ミックスジュース」にしてきた」というものです。
渓さんの考え方を知るには「特定の一冊」を読むより、ジャンルを問わず「複数の本」を読んでみるといいでしょう。
共通する渓さんの本の選び方や取り入れ方(どのように活かすか)が見えてきます。
そのうえで自分に合うものを習慣や行動を取り入れ、修正・改善しながら、最終的にパフォーマンス改善・QOL向上に繋げていくのがいいと思います。
2.田中渓さんが紹介・推薦した本
| 時期 | 書籍名/著者 | 渓さん紹介内容 | 紹介媒体 |
|---|---|---|---|
| 2026年8月 | セカンドハーフ戦略 人生後半戦、何を捨て、何を始めるか/本田直之 | 「自分を極め、社会にも貢献し、その上でぶつかる壁の超リアルが書いてありました」と紹介 | X |
| 2026年7月 | サブカルをお守りにして生きてきた/ナツイ | 「僕もそういうタイトルで本出したかったよ!という最高の本」と紹介 | X |
| 2026年7月 | 教養としての射精/看護師マッキー | 「すごい本をもらってしまった 本棚に置くにも、積読しておくにも攻撃力が高すぎて、置き場に困ってる」と紹介。Xでトレンド入り。 | X |
| 2026年5月 | ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資/ちょる子 | 「再現性ある投資思考とルールがわかる!」と本の帯にコメント。 Xで「投資にちゃんと時間かけて向き合いたい人向き」「専業には興味ない、時間は使わず完全不労所得を目指したい方は、インデックスでいい」と補足 | 本の帯・X |
| 2026年4月 | たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉/見城徹 | 「これに、僕の今の習慣化、努力の原点があります」と熱く紹介。 | X |
| 2026年4月 | センスの哲学/千葉雅也 | 「何度も立ち止まって理解を確認したり、前後関係を確認してくれて、とても誠実で丁寧な本でした」「休日に読みたい本」と紹介。 | X |
| 2026年4月 | 憂鬱でなければ、仕事じゃない/見城徹・藤田晋 | 「最も苦しい暗黒時代の7年間を救ってもらった本」として紹介。 | X・YouTube(TBS CROSS DIG with Bloomberg) |
| 2026年4月 | 調理場という戦場/斉須政雄 | 「ほんものの名著」とコメント。 | X |
| 2026年4月 | 極夜行/角幡唯介 | 「角幡さんの書籍は全部貪るように全部読み散らかしていて、特に「極夜行」の狂気がたまらない」と言及。 | X |
| 2026年4月 | 43歳頂点論/角幡唯介 | 「43歳になった直後にこの本が出版されたので何周も読んでます」と紹介。 | X |
| 2026年3月 | スタンフォードのストレスを力に変える教科書/ケリー・マクゴニガル | 「日本語+英語で二度読んだ」と言及。 | ラジオ(Beyond K-point) |
| 2026年3月 | DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス | お金を使う時期に関するパートで、本書に言及。 | WEB(Honda Lab.) |
| 2026年3月 | 影響力の武器/ロバート・B・チャルディーニ | バイアスや脳の仕組みなど「ここに全部書いてある」と紹介。 | YouTube(TBS CROSS DIG with Bloomberg) |
| 2026年3月 | 他人の不幸はマヌカハニー / 箕輪厚介 | 「冷静と情熱とカルチャーとサブカルチャーと左右と正義と悪と暴力と愛のあいだ、みたいな本」「臨場感がすごいので、息を吐く間もなく一気読み」と紹介。 | X |
| 2026年3月 | まにまに/西加奈子 | 「西さんの言葉の使い方は凄くイイ」と紹介。 | YouTube(TBS CROSS DIG with Bloomberg) |
| 2026年2月 | The Giver 人を動かす方程式/澤円 | 「Taker(=奪う人)ではなくGiverであれ」が、多角的に言語化されている本」として紹介。 | WEB(文春オンライン) |
| 2026年2月 | シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント/エリック・ジョーゲンソン | 「インプットの考え、読書、健康、お金と人生など学びが多い本」として紹介。 | X |
| 2026年1月 | 健康になる技術大全/林英恵 | 「実行し、習慣化するための考え方、Tipsもこれでもかと盛り込まれている」と紹介。 | ラジオ(Beyond K-point) |
| 2025年12月 | 考察する若者たち/三宅香帆 | 「点と点を繋ぎ合わせる力がほんとうにすごい」とコメント。 | X |
| 2025年11月 | キングダム/原泰久 | 組織を束ねるリーダーシップを学んだマンガ①として紹介。 | WEB(The Keyperson) |
| 2025年11月 | ONE PIECE/尾田栄一郎 | リーダーシップの学んだマンガ②としてとして言及。 | WEB(The Keyperson) |
| 2025年11月 | DRAGON BALL/鳥山明 | 好きな漫画として紹介①。 | WEB(The Keyperson) |
| 2025年11月 | SLAM DUNK/井上雄彦 | 好きな漫画として紹介②。 | WEB(The Keyperson) |
| 2025年11月 | 仕事と人生を変える 勝間家電/勝間和代 | 「時間を捻出するためにやっていることは全てここに書かれている」と紹介。 ※勝間さん記事はこちら | X |
| 2025年10月 | 考える技術/大前研一 | 大前研一氏の著書で「一番好き」とXで明言。 | X |
| 2025年9月 | これはいつかのあなたとわたし/燃え殻 | 気力がない時、HPが0でもスルスルと読める本と紹介。 | X |
| 2025年9月 | 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか/三宅香帆 | 本で紹介される本を10冊買ったとのことで「読まれる方、気をつけてください。この本は、読むとお金が減る本です」とコメント。 | X |
| 2025年8月 | ブレイクショットの軌跡/逢坂冬馬 | 「直木賞候補作の中で最も良かった」と言及 ※2025年上半期 | X |
| 2025年8月 | 踊りつかれて/塩田武士 | 設定が面白かったと言及。 | X |
| 2025年8月 | 世界経済の死角/河野龍太郎・唐鎌大輔 | 2025年/定期的に読み直したい本①として紹介。 | X |
| 2025年8月 | 世界秩序が変わるとき/齋藤ジン | 2025年/定期的に読み直したい本②として紹介。 | X |
| 2025年8月 | カウンターエリート/石田健 | 2025年/定期的に読み直したい本③として紹介。 | X |
| 2025年6月 | 取材・執筆・推敲 書く人の教科書/古賀史健 | 「この本は3年前に読んで以来何度も読み返しています」と紹介。 | X |
| 2025年6月 | 嫌われる勇気/岸見一郎・古賀史健 | 「何と言っても嫌われる勇気」「もちろん名著」と言及。 | X |
| 2025年6月 | Distinctionシリーズ(英語学習)/ATSU | 渓さんが英語学習で使った教材。 「ネイティブが使う日常表現がどうしてもわからないのですが、これを学習して、大分解消されるようになりました。」と紹介。 | X |
| 2025年6月 | さみしい夜にはペンを持て/古賀史健 | 「 自分が中学生の時にこの本があったら、と思える本でした」と紹介。 | X |
| 2025年5月 | エミン流「会社四季報」最強の読み方/エミン・ユルマズ | 投資勉強時に薦める本として紹介①。 | ラジオ(Beyond K-point) |
| 2025年5月 | 億万長者をめざす バフェットの銘柄選択術/メアリー・バフェット、デビッド・クラーク | 投資勉強時に薦める本として紹介②。 | ラジオ(Beyond K-point) |
※上記表は随時更新します。
3.特に読んでみたい重要書籍9冊
渓さんから紹介された本のうち、渓さんのコメント等を踏まえ、特に重要度が高いと考えられる9冊を紹介します。
① 情報を集めても仕事に活かせないなら『取材・執筆・推敲』
古賀史健さんによる、取材、執筆、推敲の全工程を扱った本です。
タイトルだけを見ると、ライターや編集者向けに感じるかもしれません。
しかし渓さんは、何かを書くという技術を学びたいという文脈ではもちろんのこと、投資の仕事もまさに取材、執筆、推敲で、この能力はとても役に立つと紹介。
この本からの学びを「物書きの限定的な範囲ではなく、投資の仕事も含め広範囲にわたる」といいます。
つまり、これは文章をきれいに書くためだけの本ではない…ということ。
曖昧な情報を集め、考え、相手が判断できる形へ変える本です。
企画、営業、マーケティング、コンサルティング、プレゼンなど「説明して人を動かす仕事」をしている方なら自分に合う箇所が見つかりやすいです。
約500ページ弱とぶ厚い本ですが一度で読み切ろうとせず、取材編、執筆編、推敲編を自身の仕事に合わせて読んでいくのもいいと思います。
② 人が動く理由を知りたいなら『影響力の武器』
「無料でもらったら、お返しをしなければと思う」
「多くの人が選んでいる商品なら安心できる」
「残り1点と言われると、急に欲しくなる」
私たちは自分で考えて出した結論のつもりでも、実際には日常生活で知らず知らず多くの心理的なテクニックを浴びてます。
その結果、自覚なく知らず知らずに誘導された行動を選んでいる場面も多いです。
『影響力の武器』は、人が「YES」と承諾してしまう仕組みを社会心理学の目線から分かりやすく解説した定番書です。
渓さんは心理バイアスや人が動く仕組みについて、この本に全て詰まっていると紹介しました。
営業や交渉で活用できるのはもちろんですが、本当の価値は企業や悪意を持った他者からコントロールされ、動かされようとしている場面で「このパターンは見覚えがあるな」と自覚できることにあります。
広告、営業、販売、SNSだけでなく、悪質な勧誘、詐欺への防御にも役立つのです。
読み終えたあと、買い物や会議で誰かの言葉を聞くたびに「権威で押し切ろうとしてるな」「今のは希少性か」「返報性の法則が働いている」と気づきやすくなります。
知識として持っておくと、世界の見え方が変わるはずです。
③ 継続する覚悟が欲しいなら『たった一人の熱狂』
渓さんが、
『「圧倒的努力とは、無理や不可能に立ち向かい、人があきらめても自分だけは苦難を極める努力を続けること」 これに僕の今の習慣化、努力の原点があります』
というコメントを添えて、Xで紹介した本です。
見城徹さんが、努力、孤独、自己嫌悪、運、仕事などについて51の言葉で語ります。
優しく背中を押すタイプの本ではありません。
むしろ妥協したくなったとき、正面から向き合わざるをえなくなる本です。
目標が高すぎて全く届きそうにない時、周囲に反対されるも、やり切りたい仕事がある時など言葉が刺さります。
ただし、書かれている内容をそのまま長時間労働へ置き換えるだけでは、今の時代に合わないのでおすすめしません。
渓さんの習慣を1つ1つ見ていくと、努力だけに頼らずとも実行できる、考える前に体が動く「環境設計」に核心があると気づかされます。
覚悟、姿勢、マインドを本書から、環境設計の仕組みを渓さんの習慣論から学ぶ。
この2つをセットで取り入れるのが、個人的にはいいと思ってます。
④ 前向きになれない日に読む『憂鬱でなければ、仕事じゃない』
華やかに見える仕事でも、実際には不安、批判、迷い、責任がついて回ります。
渓さんは「ゴールドマン・サックスの暗黒時代で苦しかった7年間を、この本に救ってもらった」と振り返っています。
YouTube番組(Page Turners)でも、「成功している人達が前向きな力だけで仕事をしているわけではないと知り、救われた」と紹介。
この本を読んで強く印象に残るのは、表面的に「楽しく働こう」と無理に気分を上げる必要なんて全くない。むしろ仕事と本気で向き合っているからこそ憂鬱なんだと言い切っているところです。
憂鬱を消そうとするのではなく、「憂鬱になるほど自分は真剣に仕事と向き合っているんだ」と肯定的に現状を捉えることができ、気持ちが少しホッと楽になります。
「この温度感で私は今、仕事と向き合えているか」と現状を振り返る目的で読むのも良いでしょう。
キャリアが停滞している時、責任の重い仕事を任された時、頑張ってはいるが前向きな気分になれない時に手に取りたい一冊です。
⑤ プロの仕事を疑似体験できる『調理場という戦場』
料理人である斉須政雄さんが、フランスでの修業や料理の現場を振り返る仕事論です。
渓さんはXで「ほんものの名著」とポスト。
「読んだ直後、どうしてもランブロワジー(斉須さんと同僚がパリで開いたレストラン)に行きたくなって、これをポケットに携え、日本で如何に斉須シェフがすごいのか、と力説しにいった」と言葉を添えてます。
料理人とその他職業では、仕事の内容はまったく違います。
しかし事前準備、反復、観察、現場での判断、基準を下げないプロフェッショナルとしての姿勢は共通するものがあるということがこの本を読めば分かります。
仕事術の本というより、一流の現場に入り込み、職業人の呼吸を疑似体験するような本として読むと面白いかも。
今の仕事に慣れすぎて、なんとなく上手くやってる人、「プロとして働くとは何か」を考え直したい人におすすめできる本です。
⑥ ニュースを深く理解したいなら『世界経済の死角』
毎日ニュースを見ていても、為替や金利がなぜ動いたのか本当に理解できている人はそう多くないでしょう。
この本では、河野龍太郎さんと唐鎌大輔さんが世界経済、為替、金利、経済政策、国際情勢を対話形式で掘り下げます。
渓さんは、深い洞察を得たいときにこのお二人の見解を必ず確認している。noteも購読中とXでコメント。
この本の魅力は、ニュースを表面的に理解することではありません。
「円安」「インフレ」「金利上昇」といった今起きている出来事を、制度、政治、人口、企業行動のつながりと構造の中で深く考えられるようになることです。
投資をしている人だけでなく、ニュースを見ても点と点がつながらない、いまいちスッキリしないと感じる人に読んでほしい本です。
⑦ 問題を分解する力を鍛える『考える技術』
渓さんは就職活動中、大前研一さんの本を片っ端から読み、その中でも『考える技術』が一番好きだとXでポストしてます。
この本は論理思考、アイデアの創出法、先見性の磨き方等を解説した変化の激しい時代を生き抜くための実践的な思考をテーマにした本です
問題をどう設定し、情報をどう集め、仮説をどう作り、最後に結論へ持っていくのか丁寧に解説されています。
私達にありがちな「売上が落ちた」「仕事が遅い」「転職すべきか」といった悩みも、そのままどうしたらよい?と考えても答えはなかなか出ません。
問題を要素に分け、因果関係を整理することで、自分が次にやるべきことが見えてきます。
そんな思考プロセスを学ぶことができる本です。
渓さんは上智大学の物理学科で「因果関係とステップ(※)」を理解することの重要性を学んだとインタビュー記事でコメントされてますが、この本の内容とも重なるのではないかと思います。
※物事のメカニズムを論理的に分解して一つずつステップを踏んで理解すれば、どんなに複雑なことでも、凡人でも習得できる
新社会人はもちろん、なぜか考えが浅い、もう少し深堀して!とよく言われる人や、物事を整理して考えるのが苦手な人にもおすすめです。
⑧ お金の先にある人生を考える『ナヴァル・ラヴィカント』
アメリカで有名な起業家であり、エンジェル投資家でもあるナヴァル・ラヴィカントの発言を「富」「幸福」という2つのテーマで再構成しまとめられた本です。
渓さんは「インプット、読書、健康、お金と人生などについて学びが多かった」と紹介しています。
一般的な投資本は「どう増やすか」を中心に書かれています。
一方、本書が問いかけるのは、
「運に頼らずリッチになるには何が必要か?(行動・福利・レバレッジ・所有・遊びetc)」
「幸福に生きていくためには何が必要か?(習慣、健康、心、哲学etc)」
という、もう一段踏み込んだテーマです。
資産形成、仕事、健康、家族、時間をバラバラに、別物として考えている人は、本書を読んだ後にバラバラの点が、一本の線でつながる感覚を得られると思います。
FIREや独立を目指している人はもちろん、仕事で結果が出ているのに何のために働いているのか分からずモヤっとしてる人や、資産形成は順調なのに幸福感につながっていないと感じる人にも向いています。
⑨ HPが0の日に読む『これはいつかのあなたとわたし』
仕事でグッタリして、ビジネス書なんて読む気力すら残っていない。
そんな日に読んでほしいのが、燃え殻さんのエッセイ集『これはいつかのあなたとわたし』です。
渓さんは、Xで
「自分の人生のどこかで、自分もこんなことあったな、というストーリーが、その情景を浮かばせてくれる言葉と一緒に、みっちり詰まっている50編でした。」
と紹介。
また「気力がない状態(HPが0の日)でも自然に読める本」という言葉も添えてます。
「本」は必ずしも肩肘張って知識として学び、人生の向上に繋げることを目的に読む必要はありません。
肩の力を抜いて頭をユルくしながら、読む本もあります。
過去の出来事や人間関係を思い出し、自分の感情を少しずつ取り戻すことができる本書は、また違った本の楽しみ方を教えてくれます。
渓さんの読書は投資本やビジネス書だけをみると、合理性一辺倒に思えるかもしれません。
しかし実態はエッセイや小説といったジャンルもよく読まれれており、ラジオとかでもよく触れられています。
私は本の選び方にはその人の人間性が出ると思ってます。
渓さんの「ジャンルのとらわれなさ」は、一言で表すのが難しい「渓さんの魅力」に繋がっていると感じますね。
本の読み方は人それぞれ…というのが大前提ですが、個人的には、本書をベッドの横に置き、寝る前に一日数編ずつ読む みたいな読み方が合う本だと思ってます。
4.本を読む時間の作り方
ここまで読んで、「読みたい本が何冊も見つかった」という方も多いと思います。
そんな中、誰にとっても問題として直面するのが読む時間の確保です。
仕事や家事などで多忙な現代人が、まとまった読書時間を毎日確保するのは簡単なことではありません。
渓さんのように毎朝3:45に起きられればいいのですが、現実的には多くの人にとって難しいのが実態。
どうやって、本に触れる時間を作り出すか?
その解決策の1つになるのが「聴く読書」です。
オーディオブックを活用すれば、移動、家事、運動などをしながら、本からインプットできる時間に変わります。
通勤や掃除、筋トレや散歩、音楽やラジオを聴いていた何気ない時間。
それらの時間も質の高い本からのインプット時間になりうるのです。。
オーディオブックで「耳からの読書」を生活に取り入れる。
この発想の転換で、本からインプットできる時間が一気に増えます。
おすすめのオーディオブック
私は食器洗いの時間や、掃除機をかける時間、ウォーキング中にAmazonのAudibleで本を聴いてます。
Audibleは、数十万以上の対象本が定額で聴き放題になるので、個人的におすすめです。
おすすめのイヤホン
オーディオブックによる聴く読書はどのイヤホンで聞くかも重要です。
おすすめは以下の2つ。用途で使い分けるのがポイント。
①周囲がうるさい環境(カフェや掃除機をかける時など)で聞くとき
AirPods Pro のノイズキャンセリング機能で雑音が消えるので、集中力が増します。
②ランニング・ジムでのトレーニング時・外での散歩などで聞くとき
渓さんが使ってる骨伝導イヤホン「Shokz / OpenRun」は耳を閉ざさないため安心&激しく動いてもずれないため、気が散りません。
5.目的別|最初に読むならこの本
まず1冊だけ読むなら
『たった一人の熱狂 』
界隈をザワつかせた「3:45起き」に代表される習慣化の鬼である渓さんに「これに、僕の今の習慣化、努力の原点があります」と言わしめた本。
渓さんファンなら、原点を知って損はありません。
投資を始めたいなら
渓さんがラジオで紹介した本です。
投資本を何十冊も読み続けるより、最低限の基本を学んだら実践へ移る考え方もセットで取り入れたいところです。
経済ニュースを深く理解したいなら
- 『世界経済の死角』
- 『世界秩序が変わるとき』
- 『カウンターエリート』
経済、金融、政治、社会…と視野を広げられます。
仕事の考え方を変えたいなら
問題を考え、情報を集め、相手に伝えるところまで一連で学べる組み合わせです。
キャリアの苦しい時期にいるなら
迷いながら、それでも仕事と向き合い、前進し続けてきた人たちの言葉に触れられます。
お金と人生を一緒に考えたいなら
お金、時間、健康、経験を一つの資源として考え直せます。
心を休ませたいなら
- 『これはいつかのあなたとわたし』
- 『まにまに』
- 『さみしい夜にはペンを持て』
どれも、気力が落ちているときに無理なく言葉と向き合える本です。
リーダーシップ・組織論を学びたいなら
リーダーがすべてを一人で解決するのではなく、異なる強みを持つ人をどう生かすかが見えてきます。
6.まとめ|モノの次は、思考の仕組みを取り入れる
第1弾・第2弾の記事で紹介した田中渓さんの愛用品には、明確な共通点がありました。
「流行しているから、売れているモノ」から選ぶのではなく、「時短、健康維持・改善に繋がり、全体のパフォーマンス向上になるモノ」から選ぶ。
本記事で紹介した本においても、ジャンルは幅広ですが、渓さんの共通した考え方が見えてきました。
- 複雑な問題を分解し手考える
- 先人の知識・経験を素直に取り入れる
- 人間心理を理解する
- 長期的な構造、ルール、枠組みをおさえる
- 小説やエッセイで感情を整える
本の選び方にも田中渓さんらしさが出ていますね。
まずは自分の現状や悩みを踏まえ、タイトルが気になった1冊を読んでみてはいかがでしょうか。
毎朝3時45分に起きれなくても、
渓さんおすすめ本を読むことで、本で得た知識をもとに自分の生活を改善すること、自分らしく習慣化することは可能です。
多忙な生活で読む時間が十分とれない方は、「聴く読書(オーディオブック)」も検討し、本と触れる時間を増やしていきましょう。
渓さんをより深く知りたい方は、第1弾・第2弾記事もあわせてお読みください👇
過去記事
第1弾記事
第2弾記事










