はじめに
投資というと、難しそうに感じるかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば誰でもできるものです。
この記事では投資でお金を増やすために、最初におさえるべき3つの鉄則を紹介します。
- 自分の目標とリスク許容度を明確にする
- 資産の分散をする
- 長期的な視点を持つ
これらを実践すれば、投資における投資効率を高めることが可能です。それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
1.自分の目標とリスク許容度を明確にする
投資を始める前に、まず自分の目標とリスク許容度を明確にする必要があります。目標とは、「投資でどれだけの収益を得たいか、どのくらいの期間で達成したいか」であり、リスク許容度とは、「投資でどれだけの損失に耐えられるか」ということを指します。これらを明確にすることで、自分に合った投資商品や投資方法を選ぶステップに進むことができます。
例えば、目標が高く、リスク許容度も高い人は、株式や仮想通貨などの高リターン・高リスクの投資を選ぶといいでしょう。逆に、目標が低く、リスク許容度も低い人は、国債や定期預金などの低リターン・低リスクで手堅い投資を選ぶ必要があります。「自分の目標」と「リスク許容度」を明確にすることは、投資に失敗するリスクを減らすとも言えるのです。
2.分散投資をする
投資でお金を増やすためには、資産の分散をすることが重要です。資産の分散とは、一つの投資商品に偏らず、複数の投資商品に分散して投資することです。これにより、一つの投資商品が暴落しても、他の投資商品でカバーすることができます。資産の分散には、以下の4つのパターンがあります。
資産の分散
異なる種類の投資商品に分散することです。例えば、株式投資だけでなく、債券投資や不動産投資、仮想通貨投資など複数の対象に分散して投資することを指します。
銘柄の分散
1投資商品の中で、銘柄を分散することです。例えば、株式投資をする場合、一つの企業の株だけでなく、複数の企業の株に分散することを指します。
地域の分散
投資する地域(エリア)を分散することです。例えば、「国内企業の株+海外企業の株」のほか、「国内企業の株+世界を対象とした投資信託」など投資商品を跨るパターンもあります。重要なことは投資対象の地域、場所を分散させることです。
時間の分散
投資するタイミングをわける、一度に全額投資せず、複数回にわけて投資することです。毎月一定額の投資商品を購入するドルコスト平均法も「時間の分散」に含まれます。
分散投資をすることは、投資リスクを低減することができます。
毎月5万円の世界株式を対象とした投資信託を購入する場合(=ドルコスト平均法)、記4つのパターンのうち、「地域」と「時間」という2つの分散が効くことになります。複数の分散を掛け合わせた投資手法も非常に有効です。
「分散投資」は誰でも簡単にできる有効なリスクヘッジです。最大限活用していきましょう。
3.長期的な視点を持つ
投資でお金を増やすためには、長期的な視点を持つことが必要です。長期的な視点とは、短期的な値動きに惑わされず、中長期的なトレンドに従って投資することです。これにより、投資の成果を最大化することができます。投資には、以下の2つのタイプがあります。
トレード(短期投資)
短期的な値動きを利用して、頻繁に売買することです。例えば、数分から数日の間に売買することです。
投資
中長期的な値動きを見極めて、長期間保有することです。例えば、数ヶ月から数年の間に売買することです。
トレードは、高い技術と経験が必要で、手数料や税金などのコストも高くなります。一方で、投資は、時間という強みがあるため、技術と経験が不足していても可能で、コストも低くなります。歴史的にみても、知識・経験を問わず、投資の方がトレードよりも高い収益を得やすいといわれています。以前、最も投資成績がいい人を調べたら、死んだ人(の休眠口座)だったという話もあるほどです。初心者でも長期的な視点を持つことで、投資で成果を上げることは十分可能です。
まとめ
本記事では、投資初心者が最初におさえるべき鉄則をお伝えしました。
1.自分の目標とリスク許容度を明確にすること
2.資産の分散をすること
3.長期的な視点を持つこと
この3点は投資の基本でありながら、とても大切な原則です。この3点をおさえることで、「投資」に必要以上に怯える必要がなくなるということを覚えておいてください。